生徒さんからこんな質問されました。
「クラシックとジャズどっちがすごいの?」
結論から言うと・・・
「どうでもいいんじゃない。」
音楽家は芸術分野の中にいる音楽をやって生計を立てている人と定義付けられるかと思います。
音楽家の中には様々なジャンルの人達が居ます。
僕の好きなエアロスミスもそうだし、IZや、パユや、スキマスイッチも入るかと思われます。
さて、クラシックミュージシャンはなんとなく、真面目で、ストイックで、難しい音楽と真摯に向き合って、幼い頃から専門教育を受けたエリート、みたいなイメージがあります。
嘘です。
嘘ではないですが、たぶん一般の人が思うほど浮世離れした人達では無いです。
ただ単に音楽のジャンルの中で「クラシカル」というものが好きでそれを糧に生活しているだけに過ぎません。
JAZZもそうだし、ロックもそうだし、レゲエやメタルミュージシャンだってそうだと思います。
どーでも良いことですが、あの有名なリストさんは今で言う誰でしょうねぇ・・・MJさんみたいな感じになるんでしょうかねぇ。演奏をすれば失神女子続出、スーパーアイドルピアニストだったんです。
つまりクラシックミュージシャンは昔のアイドル達の曲をやっている「懐メロ演奏家」とも言えなくもないです。
話はちと逸れましたが、そんな中でクラシックは固いから演奏者はすごい。JAZZは酒飲みながら真夜中にやってるからゆるい。みたいな話になりがちですが、全く違います!!
JAZZやるにもクラシカルやるにも様々な掟の中で、ミュージシャンたちが日々のたゆまぬ努力の末に紡ぎ出される音楽に、上下関係無いです。
冒頭に言いましたが、音楽は芸術の1分野とされていると思います。
芸術は自分独りで完成するものではないです。
必ず提供される者と提供されられる者が居なければ完成されません。
アーティストは他人に影響を与えてこそ、アーティストになります。
そして、そのアーティストの上下の物差しは「人・金」で測る以外に、差別する事は出来ません。
より多くの人を感動させ、より多くのお金を回す事ができるのが最高の芸術家です。
そーいう意味では、クラシックミュージシャンは残念ながら音楽界の底辺にいる芸術家達です。
僕はその最下層に居るんで、ゴミクズちゃんです。。。
(別にクラシック業界を否定してる訳じゃないですからね)
そして、ここからが本題です。
(今までの文は適当にスルーしてください)
音楽は芸術の1つの分野です。
「音楽をする」には、必ず自分以外の人間が居ないと出来ません。
「音楽をする」には、常に他人の目(耳)を意識しなければなりません。
これはアマチュアであろうがプロであろうが関係ない事です。
音楽の根幹の話です。
その行為を行い、それによって生計が立てられる者を、プロと言います。
その行為を行い、それによって生計を立てない者を、アマと言います。
皆さん、自分以外の人間に影響与えてます?与えようと努力してます?
誰かの為に練習してます?誰かの為に勉強してます?
もしやってなければ、それは音楽をしてないですよぉ。