プロの録音を聴き過ぎてはいけない

今日は録音を聴き過ぎてはいけないという話。

この世の中、音楽で溢れています。

自分がこれからやろうとする楽曲の録音も99%の確率で録音が存在するかと思います。

気になりますよね?

憧れのフルーティストがどんな演奏しているか。

が、聴くのをちょっと待ってください!

まずは楽譜を見て、吹いて、自分が音符の羅列から読み取るありのままの感想を持ちましょう。

もちろんパート譜だけでなく、スコアも見ましょう。分からなければフルートで吹いてみてください。

そこから出来る限り作曲者の意図を汲む努力をしてください。

ある程度自分の考えが固まったら、ようやくここでプロの演奏を聴いてみてください。

どうでしょう?

いろんな感想があると思います。

なぜ、自分と違う演奏だったかを考えるのが音楽力を上げるチャンスです。

プロもかなり考えて演奏しています。(当たり前ですよね)

なぜ彼·彼女はあの様な演奏をしたのか?

これを考えるのがとても大事です。

 

いきなり録音を聴いてしまうと、無条件で真似したくなります。

そして何の疑念も意思もなく、形だけを真似て本質を見逃してしまいます。

演奏者にとっては致命的です。

意思の無い演奏。。。

 

極論ですが、音楽は全て言葉で説明出来なければなりません。

なぜ、自分がこの様な演奏をしたのか的確に相手へ伝えるられる事が重要です。

 

ミュージシャンの中には自分の好きな方もいれば、そうでない方もいると思います。特にクラシック音楽においては同じ楽曲を違う人が演奏しますので、好みが出るジャンルです。

その中でなぜこの方の演奏が好きで、あの方の演奏が嫌いかを考えるのも面白いかもしれません。

また、嫌いな方の演奏スタイルを、なぜあの人はこんな演奏するんだろうと考えるのも勉強になるかもしれません。

まぁ、本当は音楽は気持ちよくなるためのツールなんで、勉強しちゃいけないんですけどね。

という訳で、今日のまとめは。。。

楽曲の隅から隅までずずずいっと、確固たる意志を持って演奏しましょう。