管弦楽より室内楽よりソロ

今日は、ソロの方が精神的に楽って話を。

生徒さんから「吹奏楽だと緊張しないのにソロだと緊張する」という言葉をよく聞きます。

僕は・・・う~ん・・・と思います。

昨日も書きましたが、集団でやる音楽は個性のぶつかり合いです。結構、神経使います。

直前で自分とは全く違う音楽が流れるとドキリとします。

また、僕は基本的に耳は良くないんで、和音もいろんな音色(楽器)から拾おうとすると、超混乱します。ちなみに僕の最近の目標はオケでも和音の雰囲気を瞬時に掴む事。

 

でも、ピアノとの合わせは、2人だけのせ・か・い♪

相手の気持ち、少なくともオケより把握しやすいです。

耳を傾けるのもピアノの音だけで済みます。

たとえ失敗しても誰の責任でもなく、自分の責任なんで明確です。

もちろんピアノの音色は揃ってますから、和音の雰囲気を感じるのもオケに比べてはるかに楽です♪

 

人前で演奏するんですから、本当の所ソロもオケもモチベーションは一緒のはずです。

ただ、情報量はピアノの方がはるかにコンパクトに纏められて、精神的に楽なだけだと思います。

 

逆にソロの緊張感をそのままオケに持っていかないのはなんでだろう?と思います。

集団に埋没する事によって、ごまかしてません?

君の座ってるその椅子(ポジション)は必要不可欠な椅子(ポジション)です。

君が本気でイイ演奏してくれないと、周りにすんげー迷惑がかかります。

作曲者や指揮者が指定した人数や配置で演奏するわけですが、その音楽は確実に君がまっとうに演奏する事を想定しての人数や配置です。

皆が一斉に音を鳴らして、ひとりだけ違う音出したら?

皆がドルチェなのに、一人だけアパッショナートなら?

その音にアクセント勝手につけちゃ駄目よねぇ。

などなど・・・

 

もしかしたら自分がやりたい音楽もあるかと思います。

でもオケなんで周りに同調しなきゃ駄目です。

でもでも、それは埋没するのではなく、同調です。

皆が同じ「パワー」を以ってして、同じ音楽を奏でなければなりません。

ごまかせないんです・・・

ごまかそうとする行為が、非常に迷惑極まりない行為なんです。

 

なので、ソロの方が楽かなと。

逆にソロ吹けないとオケなんか出来ません・・・

 

でも、オケで演奏するの好きなんだよなぁ。

自分が歯車になる感覚すんごく好きです♪