フルートはリングキーとカバードキーどちらが良い?

結構悩む方が多いみたいです。

「リングキーには憧れるけど塞げないからカバードキーで」「リングは音が明るいから(カバードは音が暗いから)」「特殊奏法が吹けるリングキーが良い」など様々な意見があると思います。

どちらが優れているのかと言われれば奏法の選択肢が増えるリングキーだとは思いますが、音色や基本的な奏法に於いては一緒です。

一緒と言うと語弊がありますが、例えば国産の同モデルのリングとカバードを吹き比べた場合、若干カバードの方が穏やかな音になります(あくまでも個人的感想です)。

これは音色の好みであって優劣を付ける判断材料とはならないはずです。

僕は一時期、リングの楽器から買い換えて他社製のカバードを吹いていました。

リングと比べて音色・操作性どれをとってもほとんど変わりません。

買い換えるくらいですから、その時のリングより良かったわけです。

ただし、あくまでもリングの音色が好きだと言う方は別です。

リング独特の音の抜けがお好みでしたら、頑張って慣れる事をした方が良いですね。

特殊奏法の件ですが残念ながら普通のフルート生活において使うことは99.99%無いです。残り0.01%に当ってしまったら運が無かったということで・・・。

 

結論を言いますとどちらを買っても、良い楽器は良いです。

しかし僕はあえてリングキーを生徒さん達にオススメします。

理由はとても簡単です。

「かっこいいから」

なんとなくリングキー吹いている人って上手く見えませんか?僕は昔見えました。

生徒さんも「リングの方がかっこいい」と思う人には半強制的に薦めています。

かっこ良い方を吹けば良いのでは?と思うのです。

でも、器用でない方はどこの世界にもいます。あまりにもリングに拒否反応を示すのであればオススメはしません。

何度も言いますが通常のフルート生活ではカバードもリングも関係ないです。

稀に、リングにゴムなどを詰めて無理やり吹いている方が見受けられます。

これはオススメしません。

音色の統一性の乱れやスケールの乱れに繋がりますので、なるべくなら控えた方が無難です。

前述した通り僕の中ではかっこ良いからリングを吹くのであって、ゴムを塞いで吹くのはかっこ悪いという理由もあります。