フルートのチューニングの仕方

チューニング、それは絶対に行わなければならないもの。

 

チューニングする時どーしてます?

僕は普通に「バコーン」と吹いちゃいます。

イメージはロングトーンやスケールで吹いているいつもの音色音量。

当たり前でしょ?と思う方もいれば、えっ?って思う方もいるかと思います。

 

たまーにすんごく貧弱な音で音合わせをしてる方も居るみたいです。

しかも、手首を捻って唄口の角度を内やら外やらにして合わせようとしてます。

 

チューニングじゃないじゃん!

楽曲を皆で演奏する上で、まず最初に基準の音程を決めようよってのがチューニングです。

つまり、チューニング専用の音を出しても意味がないですし、小手先で音程を合わせても意味が無いです。

 

チューニングで音がズレる事は恥ずかしい事でも何でもありません。

ズレを修正する作業なんですから、自分が一番イイと思う音色音量で合わせてください。

いつもの角度で音が違ったら、ちゃんと頭部管を抜き差しして音程を合わせましょう。

決して口を変化させるとか、手首を捻って合わせる行為は禁物です。

 

ちなみに一度音を出したら2秒も3秒も伸ばす必要は無いです。

○か×かなだけですから、○ならチューニング終わり。×なら頭部管を抜き差しする。

いくら音を伸ばしても合わないものは合いません。

 

あと、もう1ついい事・・・これは僕が初心者の頃に気付いたんですが、

相手の音に合わせる時、相手より早く音を止めて自分の音程を頭に思い浮かべながら、相手の音を聞いた方が、音程の高低が分かり易いです。

ピアノなんかは音量が減衰する楽器ですから、自分がいくら伸ばしても余計に分かり辛くなります。

いくら長く吹いても合っていないものは合ってないんで、早めに切り上げて相手の音に耳を傾けてあげるのも1つの手です。

それに、音をすぐに止める事によって、頭部管をいじるフリをしながら、音程を考える時間が出来るんで、周りからは「なんとなく上手そう」な誤解を生ませる事も可能です(笑)

 

本当に共演者に迷惑をかけたくないのなら、時間がかかってもイイ音できっちり音を合わせる!

そして、音程が狂ってきたなと思ったら頭部管の抜き差しを調整する!

 

周りに気を使えるプレーヤーになりましょ。